泳動結果
A431細胞を上皮成長因子(EGF)で刺激した時の,
細胞内の Erk1/2 のリン酸化状態を調べています。
各時刻に,細胞をTBSで洗浄した後,RIPAバッファーに溶解し,
可溶性画分のタンパク質を電気泳動しています。
通常のSDS-PAGE では,Erk1 とErk2 のバンドが見られます。
抗リン酸化Erk1/2(pT202/pY204)抗体によるWestern解析から,
EGF刺激によって,T202/Y204 がリン酸化される様子がわかります。
Mn2+–Phos-tag SDS-PAGE では,EGF刺激によってバンドが増えています。
抗リン酸化Erk1/2(pT202/pY204)抗体で検出される,上方の3本がリン酸化バンドです。