泳動結果
HeLa 細胞を,Ser/Thr キナーゼ阻害剤のcalyclinA(100 nM, 30 min)処理後
細胞抽出液をPhos-tag gel で泳動し
vimentinのリン酸化亢進を調べています。
calyclinAで処理すると,複数のリン酸化種が現れます。
vimentinが恒常的にkinase/phosphatase
の厳密な制御の元にあることがわかります。
なお,Zn2+–Phos-tag SDS-PAGEは
ゲルバッファーにBis-tris を用いる場合(一般的)と
Tirs-酢酸を用いる場合(特に高分子タンパク質解析用の低濃度ゲル)があります。
分子量にかかわらず,どちらも用いることができます。
この実験は,両方のゲルでvimentinを解析しました。